EDIT(編集後記)
2020.04.17. UP
林 伸浩
【1976年・神奈川県出身】
Writer Profile
高田 滋吉

Written by

Shigeyoshi Takata

Photographer Profile
林 伸浩

Photograph by

Hayashi Nobuhiro

ツライ過去は
すぐ忘れちゃうんですよね(笑)

取材中、林さんから何度となく発せられた言葉に、ライターとして呻き続けた。このメディアの主題である【わたくしごと=私らしい仕事】が生まれる源泉には、過去の苦労や困難が潜んでいるケースは多い。だが、林さんは少し違っていた。



彼はツライ過去よりも、楽しかった想い出を大事に抱き続けていた。おばあちゃんのオナラを大喜びしていたのは、幼稚園に入る前のことだ。そんな昔の情景を、いまだ鮮明に覚えていた。

楽しい記憶を原動力に、未来の希望を信じ続ける。それが、林さんの生き方だ。だから、イジメられても、人を嫌う方向に心がもっていかれない。

人生が進むにつれて
幸せが、膨らんできました。

だから、この先は
もっと幸せになると思います (^o^)

なんて、うらやましい人生だ。ジェラシーから疑心暗鬼に感じてしまうが、どこまでもポジティブに語る林さんの表情に嘘は感じなかった。



「ゆいのね」も「ビオトープ」も
いまだ、未来はアイマイなんです(笑)

だから、ワクワクするんですよね ♫

林さんの活動は、今のところ起業ではない。マネタイズも度外視だから、副業でもない。趣味のギターを楽しむ活動であり、理学療法士として関わる患者さん達をもっと支えたい、そんな本業のミッションが根底には流れている。

『 リハビリ × ギター = ギタビリスト 』

林さんが繋がりたいのは、患者さんも、高齢者も、障害者も、地域の人も。つまり全員が対象だ。誰もが垣根なく集える空間を創っていくこと。みんなが一緒に楽しめる音楽をベースにして。さらに参加者それぞれが、個人的な趣味やピュアな楽しみを持ち寄って皆に語れる。そんな風に制約も分断も無い居場所づくりが、林さんのやりたいことだ。



林さんの不思議さ漂うポジティブの源を解明しようと今回取材に臨んだが、人柄も活動も定義するのは難しかった。ただ、何物にも捉われない林さんの生きる秘訣は感じ取れた。

楽しいと感じる自分の直感。ただ、それだけを愚直に信じて進むこと。そうすれば、どんな人生も幸せになるのかも知れない。安直かも知れないが、そんな気持ちを抱かせる人生ヒストリーだった。

外出自粛が強まる今だが、いずれは「ゆいのね」も「ビオトープ」もイベントを再開するはず。ぶらっと一度、覗きに行ってみよう。良かったら、どなたか一緒に『ギタビリ』を味わいに行きませんか?

林 伸浩  Hayashi Nobuhiro
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