EDIT(編集後記)
2019.08.28. UP
亀田 智仁
【1978年・京都市出身】
Writer Profile
高田 滋吉

Written by

Shigeyoshi Takata

Photographer Profile
柿沼 義郎

Photograph by

Yoshio Kakinuma

インタビュー中、亀田さんが言っていた「凡人」というコトバ。その定義を聞いてみた。

マイペースにしか進めない人かなぁ。

天才は、他者の要求も器用にこなせる。凡人は、不安や迷いを感じて躊躇することがある。でも亀田さんは、凡人だからこそ出来る起業があると言う。

何でも得意になったら、好きを見失う。
凡人は、悩み立ち止まるからこそ
好きなことに気づけて、情熱を注げる。

「得意」な自覚は、相対評価に左右される。市場価値と言い換えられるが、どの領域でも上には上がいる。それに対して「好き」な気持ちは、内面的な価値だから人と比べるものじゃない。



亀田さんは大学時代、軽音楽サークルを立ち上げ、今は起業家コミュニティを創り始めた。リーダーシップが強いのかと思いきや、それは苦手なことだと言う。

軽音楽サークルが成長できたのは
自分が代表を1年間で退いたから(笑)

会社でもサークルでも、コミュニティの限界を決めるのはトップの器。そう考えていた亀田さんは、役職は1年交代と軽音楽サークルで決めていた。血気盛んなはずの学生時代にも、亀田さんは自己顕示欲にとらわれなかった。相対的なポジショニングより、自分の好きなことに専心できていたのだろう。

自分は天才じゃなく、凡人なので。

好きなこと・やりたいことを貫きながら、他者に助けてもらえる人生や起業の在り方。その秘訣は、自分の可能性と限界の両方を、他者との交わりから体感し続けること。全てを器用にこなせないからこそ、好きなことを大事にする。凡人だからこそ、マイペースを大切にする。人生も起業も、凡人こそが唯一無二のカタチを創れる。そう思ったら少し勇気が湧いてきた。

亀田 智仁 Kameda Tomohito
掲載者への応援メッセージ・感想など