人生で2度、あきらめかけた
プロトレイルランナー

2020.02.29 UP
奥宮 俊祐
【1979年・東京都出身】
Writer Profile
福島 史彦

Written by

Fukushama Fumihiko

Photographer Profile
奥宮 俊祐

Photograph by

Okunomiya Shunsuke

アスリートであり、伝播者

最初に少しだけ、ライター:福島の話にお付き合い頂きたい。

私が「トレイルラン」にハマったのは、50歳。当時、ガン宣告を受けて余命の短さを覚悟していた。仕事に悩み、家庭も壊れた。そんな苦難に陥った私を救ってくれたのが「トレイルランニング」だ。

自然に囲まれた山の中を、駆け上がる。風を切り、生い茂った森を抜けると、急に周りが明るくなる。視界が開け、広大な湖が姿を現す。自然と大きな吐息が漏れる。自然の景色が、私の悩みを少しずつ溶かしてくれた。生きる力を与えてくれた。



そんなトレイルランのプロとして活躍するのが、奥宮俊祐さんだ。プロトレイルランナーは、日本国内で10人足らず。彼はアスリートでありながら、トレイルランの大会やイベントを主催する「FunTrails合同会社」も経営する。



奥宮さんが主催する大会やイベントに参加する内、彼に惹かれていった。40歳を過ぎてなおトップアスリートでありながら、市民トレイルランの普及イベントにも熱心だ。競技に専念するのが一般的なプロスポーツ選手だが、普及活動にまで取り組むエネルギーの源は、一体どこにあるのだろう?

単純に、走るのが好きで
楽しいだけですよ(笑)



人懐っこい笑顔の裏には、走ることを2度あきらめかけた過去があった。そこで得たのが「自分の好きな走りを、人のために」という想い。アスリートであると同時に、トレイルランの伝播者にもなっている奥宮さんの【わたくしごと=私らしい仕事】。その道のりを取材した。

奥宮 俊祐  Okunomiya Shunsuke
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