EDIT(編集後記)
2020.04.11 UP
吉澤 智洋
【1989年・東京都出身】
Writer Profile
松下 涼

Written by

Matsushita Ryo

Photographer Profile
吉澤 智洋

Photograph by

Yoshizawa Tomohiro

「どうすれば、人は変われるのか?」

コミュニケーションが苦手な吉澤さん。どうやって【BLP】を始めるようなアクティブな人に変貌できたのか? そんな謎を解き明かしたくて、今回取材を行った。だが、その疑問に対する吉澤さんの答えは正直、拍子抜けしてしまった。

変われなかったんですよ。
ボイストレーニングまでして(笑)



照れながら笑う吉澤さんは、たしかにシャイな性格そのままだ。でも【BLP】の発起人、美容関連のスペシャリスト達を束ねるリーダーでもある。イベント時だけは無理して、リーダーらしいキャラでも作っているのだろうか?

そんな無理してないです(笑)

リーダーの経験も適性も無いから
メンバーの人達には
よく怒られていますけどね(笑)



ずっと、友達がいなかったから。

今こうして、BLPのメンバーとか
足を運んでくださる人達と出会って
ワイワイ楽しくやれるのが、幸せで。

吉澤さんの言葉を聞いて、ハッとした。人と仲良くしたい純粋な気持ちだけなんだ。私の中では、人と仲良くするとは、どこか自分を犠牲にしてでも人に合わせないといけないと、ある種ネガティブな印象を抱いていた。でも吉澤さんは、そんな雑念を持っていなかった。

無理に会話しなくてもいい。それでも、お客様に喜んでもらえる。そういう自信が、吉澤さんの心の中に培われたのだろう。変わろうと努力し続けてきた結果、出た結論は「変わらなくていい」ということだった。



外見を変えても、個性は変わらない。

だから、私がやりたいことは
その人が持つ、ありのままの
魅力を引き出すことだけです。

もっと自然体でいい。無理して変わる必要なんてないんだ。変わろうと必死にもがき続けてきた吉澤さんが言うからこそ、その考えを自然と受け入れられた。私も、無理に人に合わせるのはやめよう。そう思った取材の帰り道、今まで着たこともない鮮やかな黄色のTシャツに惹かれ、買ってしまった。

「似合ってるね!」

早速に着たら、想定外の嬉しい言葉を友人から貰った。無理せず、ありのままに振る舞うのは少し勇気が要る。でも、その怖さを飛び越えたら、新たな喜びが待っているのかも知れない。「BLP」という新たな挑戦を、無理せず楽しむ吉澤さん。彼の優しい復讐心に、私も気づかぬ内に勇気をもらった。

吉澤 智洋  Yoshizawa Tomohiro
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